とってもやさしい入門ガイド。パンダ老師が分かりやすく説明。
※仏教は長い歴史があるため、諸説や宗派の差異等あります。これは分かりやすく解説した記事であり、違いは大目にみてください。(伝統仏教寺院僧侶監修)
"回して向ける" と書いて「回向」。
良い行いをすると「功徳」が得られる。その自分が得た「功徳」は人に分け与えることができるという仏教の考え方からくるもの。
お経をあげて得た功徳を回向することは、他の人を助け、自身も無我になる修行となっている。
他の宗教にはあまりない(?)日本に伝わった仏教(大乗仏教)の素晴らしい考え方の一つ。
お寺の法要(お経を読む)では、お経を読む → 回向する という順番で行い、
回向するときは、誰々に回向をしますと表明する文章、
回向文を読む。
「お経を読んだ徳を、亡くなって三回忌の〇〇さんのために回向します、どうぞ安らかに」
などという内容の回向文を読んだりする。
一番有名な回向文は、般若心経365の中でもでてくる「願わくはこの功徳を以て普く一切に…」で始まる回向文。
他にも、各宗派で定められた様々な回向文や、独自の回向文でもよい。
ご縁のある宗派やお寺で定められたものを参考にするのがよい。
一般の方にも分かりやすいように、各宗派の中からシンプルなものや、
分かりやすい言葉遣いに直したものを選び次にあげた。(通例、難しい漢文などで唱えられる。)
以下からしっくりくるものを選んでもよい。
・「願わくはこの功徳を以て普く一切に…」の回向
・ただ無心に心静かに合掌礼拝する
・「〇〇〇〇(戒名)」や「〇〇家先祖代々精霊」と唱える
・「諷経する功徳は、
〇〇〇〇(戒名など)に回向し、
報地を
荘厳せんことを。」(報われた地が美しく良いものとなりますように。)
・読経後、南無観世音菩薩、南無釈迦牟尼仏などと本尊やお参りした仏様のお名前をお唱えし、次にお願い事があればする。(「南無」とは帰依します、おまかせします、などという意味を持つ)
・「諷経する功徳は、
○○○○○仏(お釈迦様、観音様、本尊など)に供養す。
願うところは、〇〇〇〇(身体健全、交通安全、商売繁盛、病気平癒などのお願い事)ならんことを。」
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徐々に記事を追加していきます。
遅いと思いますが、
のんびりとお待ち下さい…🙏